日本でもブームになった皇帝ペンギン

皇帝ペンギンの生態を迫る、それだけの映画

オーシャンズの人気は2009年のことですが、その4年ほど前に日本では1つのドキュメンタリー映画が大ヒットしていた。当時、筆者は映画を見に行くという習慣が全く無い生活をしていたので作品はニュースを通して知っていただけだったが、虜になって見に行く人が多かったのも分かるという意見に達する。2005年に公開され、その内容から動物たちの生態を紐解いていくといった作品の内容を見せているのが、『皇帝ペンギン』だ。

ペンギン、白と黒のコントラストが特徴の鳥類で、ペンギンと呼称される生物の中では最大種としても知られているペンギンになります。一番大きいといっても人間よりも大きなといったトンデモ生物というわけではなく、あくまでペンギンの中ではという話だ。

皇帝ペンギンとなっていますが一般的には『コウテイペンギン』というのが通称となっています。日本では通例上で漢字表記が出来ることから『皇帝』としているのでしょうが、何も文字通りの意味を指し示す動物ではないのだ。皇帝のように威厳溢れる姿を振る舞うのではなく、あくまで南極を生きる鳥達の中では大きさなら一番大きいだけとなっている。

だが彼らが生息する場所は人間にとっても、生物にとっても寒さとの戦いで命をかけたものだ。そんなコウテイペンギン達の生態、特に子孫たる自分たちの雛を育て上げるための物語になっているのが、今作一番の見所となっています。

映画のお供に

一番の魅力は

コウテイペンギンの凄さは雛を授かってからがまさに壮絶となっている。中でもメスよりオスの方が一番過酷な時間をすごさなければならないのだ。それというのもメスが卵を出産した後、オスがメスたちに変わって温めるのが仕事なのです。メスは一方で何をするかというと、餌を求めて海へと旅立つのだ。その間はオスが卵を死守するものの、問題はその期間です。実に2ヶ月以上もの間、雨にも負けず風にも負けず、そしてブリザードにも負けずだ。

丁度出産する時期の南極は極寒となっており、いくらペンギンといえどそこで何も飲まず食わずでいれば命の危険に直面します。その育児は世界のどの生物たちよりも最も苛酷な出産・育成と言われているだけに、ラストには感動的な映像が待っていた。それに歓喜する人が多く、コウテイペンギンのオスがどれほど素晴らしいのかとして日本人の心を鷲掴みにしたのです。

メスが帰ってきたら

ではメスが海から帰ってきたらどうなるのかというと、その頃には卵も孵ってメスに雛を託します。そしてオスは交代で餌を求めて海へ繰り出しますが、その際に命を落としてしまう個もいるのだ。2ヶ月以上も飲まず食わずでいるため、最大で4kg近く体重を落としてしまうオスもいるために、海へ向かう前までに力尽きてしまうケースが多いという。

こうしたシリアスな現実をも表現しているので、コウテイペンギンの人気はうなぎのぼりとなった。同時にこの頃からか、コウテイペンギンに倣って自分の家のオスもこんな風に育児をてくれないかと、育児をする男性は素晴らしいという『イクメン』という言葉が出てきたように思える。とはいえ、育児をするにしても何でもかんでも流行的に創りだす日本の気質には個人的に異論を呈したいところではある。

素晴らしく語られていますが

コウテイペンギンの凄さを物語る作品になっていますが、逆に言えば彼らの生態がどれだけ壮絶な環境において繁殖させて、子孫を残していく事の苛酷さが見えてくる。見習って欲しいとはいうが、コウテイペンギンと人間を比較するのはお門違いというものだ。何せ人間は何もかも便利という言葉によって彩られた、文明の利器で満たされた世界での育児とは全く違います。原始・古代・中世という流れを見てもまだ環境面で言えば人間はマシな方だ。

自然サイコーーーー!

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動物関係のドキュメンタリー映画の見どころは

動物たちの生態はもちろん、彼らがどのように個体種を繁栄させるために生きるための知恵を獲得してきているのか、それらが見えてくる作品となっています。そしてこれらの映像を通すことで人間に理解してもらいたいのが、我々人類の身勝手な行動1つでそれらの生態系にダメージを与えているという事実の認識に相違ないのだ。事実、撮影している監督たちのメッセージにはそうした野生動物たちの現実を知ってもらいたいという思いが込められています。

それを知らずして動物愛護を語るなと、だがそれに気づかない、見せられる映像に魅了されるだけで本質に気付けない人や、気付こうとしない人もいる。また知ろうともしない人もいるので、ドキュメンタリー映画としての真価はあまり届いていないようだ。