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【リゼロ】パックの本気は作中でどのくらい強い?解説・考察

画像出典:http://re-zero-anime.jp/ ©長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活製作委員会

2020年7月より放送予定の「Re:ゼロから始める異世界生活」(通称:リゼロ)2nd season。

 

彼は愛くるしい見た目からは想像できないほどの強さと、多くの謎を抱えた重要なキャラクターです。

そこで、今回の記事ではパックの「強さ」と「正体」について解説および考察をしていきます。

 

※以下には、原作小説(web版および書籍版)やアニメのネタバレがあります。ご注意ください。

 

【リゼロ】本気のパックの強さはどれくらい?

著者の長月達平先生が2014年に回答した内容によると、戦闘力については剣聖ラインハルトが頭一つ抜けており、その下に本気を出したパック角があった場合のラム等が続きます。

 

(※リゼロの世界では、戦う相手との相性によって勝敗が変わるので、単純に戦闘力だけで測れない部分もあります)

なんと、本気のパックは、スバルたちを苦しめた三大魔獣の強敵「白鯨」を単独で倒すことも可能だそうです。これだけで、パックがどれほどの強さを持っているのかがわかりますね。

また、OVA「Memory Snow」ではさらっと語られていますが、以前パックはロズワールと戦ったことがあるそうです。その戦いは、地図を書き換えることになるほどの激しさだったとか。

以下では、そんなパックについて詳しく見ていきたいと思います。

 

【リゼロ】パックについて

特徴・性格

「火」のマナを司る大精霊(四大精霊の一角)でエミリアと契約を結んでいます。アニメで声優を務めるのは、内山夕実さんです。

 

・年齢:420歳
・身長:9センチ(可変)
・体重:5グラム(魂程度)

引用元:小説家になろう「第一章キャラクター資料」《小さな大精霊:パック》

愛くるしい子猫の姿をしており、ふわふわの毛並みにピンク色の鼻が特徴です。

実体化するためには大量のマナが必要なため、活動時間は9時~17時が限界。それ以外の時間は、エミリアが身につけている緑の結晶石内で眠りにつきます。

※活動時間外でも、エミリアのオドを用いればパックを呼び出すことは可能です。しかし、オドの使用は寿命を削るリスクがあるため、緊急時にしか使えません。

 

また、パックはエミリアの育ての親であり、保護者のような存在です。エミリアを「リア」や「ボクの娘」などと呼び、何よりも大切にしています。

性格は温和でマイペース。エミリアに好意を寄せるスバルに対しても、いつもフレンドリーです。

 

一方で、エミリアを傷つける相手には容赦しない非情な部分も持ち合わせています。

1期18話では、エミリアが死んだ怒りから、大勢の魔女教徒たちを一瞬にして氷漬けにしてしまうパック。いつもの穏やかな表情はどこにもなく、恐怖を感じさせるほどの強さを見せました。

 

魔法・能力

パックが主に使うのは、低温の熱量による氷系統の魔法です。

※「火」なのになぜ氷を使うのかという疑問があるかと思います。実は、「火」は熱量(エネルギー)を司るマナであり、大気中から熱量を奪い温度を下げることで氷を作り出しているのです。

 

パックは基本的に他の属性の魔法も問題なく使うことができます。アニメでは、スバルに「陰」属性の「シャマク」を教えるシーンが好例ですね。

 

また、アーラム村の子供たちが魔獣ウルガルムに襲われた際には、パックはベアトリスと共に子供たちにかけられた呪いを解除しています。

さらに、パックは相手に触れることで、感情を読み取ることができます。1期8話では、死に戻りを繰り返し、心が悲鳴をあげそうなスバルに気づいていました。

 

パックは多様な魔法を使いこなし、相当な強さを誇っているのですが、実際にその活躍を見る機会が少ないのは残念なところ。活動時間が限られているのも考えものです。

 

エミリアへの思いやり

パックはあらゆる面において、エミリアを守ることを考えています。そのことを示しているのが、2期である第4章で描かれるであろう以下の2点です。

 

①パックはエミリアと複数の契約を結んでおり、その中には「パックがエミリアの髪型や服装などの身だしなみを決める」というものがあります。

 

エミリアはパックと出会うまでの100年間、氷の中で眠り続けていました。その間もエミリアの身体は成長を続けており、心と身体の年齢が一致していません。また、エミリアは「嫉妬の魔女」サテラと同じハーフエルフであるため、周囲から差別を受けてきました。

そんなエミリアが自分の姿を鏡で見なくて済むように、彼女の心を守るために、パックは契約の1つとして身だしなみを決めていたのです。

 

②書籍版14巻によると、パックは契約を理由にしてエミリアの記憶に蓋をしていました。(※エミリア自身も記憶を封じ込めているようです)

 

第4章では、エミリアは「聖域」を解放するための試練(自身の過去の後悔と向き合うもの)に挑みます。しかし、エミリアの「記憶」に問題があり、試練をどうしてもクリアすることができませんでした。

後に、エミリアが本当の記憶を取り戻せるように、パック自らエミリアとの契約を解除することになります。それまで、パックがエミリアの記憶に蓋をしていたのは、エミリアが忘れていた記憶の数々を受け止めきれないと考えたからでした。

また、パックは、エミリアが非常に多くのマナを保有していることを自覚させないように苦心してきたようです。これも、やはりエミリアの心を守るためでした。

 

以上の点から、パックがどれほどエミリアを大切にして行動してきたかがわかりますね。

 

【リゼロ】パックは世界を滅ぼせるほどの力を持つ

普段は可愛らしい姿をしたパック。しかし、それは本来の姿ではありません。以下では、そんなパックの真の姿について解説します。

 

真の姿:星獣化(終焉の獣)

パックの真の姿(本気モード)は、「星獣化」と呼ばれる状態です。

この状態は普段のマスコット的な愛くるしさとは対照的な姿で、体長20メートルの巨大なネコ科の獣に変化します。金色の瞳に長く鋭い二対の牙が特徴的です。

星獣化の姿はかつて「終焉の獣」と恐れられたそうで、この姿で実体化するためには莫大なマナが必要です。もし星獣化した場合、周囲から際限なくマナを吸い続け、世界を一瞬にして凍りつかせることになります。

 

OVA「氷結の絆」では、星獣化したパックの姿を見ることができます。

 

元四大精霊の「調停者」メラクェラ(パックの前任の火の大精霊)と対峙した際、エミリアと契約を結んだパックは星獣化した姿へと変貌。この力によって、パックはメラクェラを滅ぼしています。

ここからも、星獣化した姿のパックは強大な力を持つことがうかがえます。

 

しかし、パックはめったなことで星獣化の状態になることはありません。下記の記述によれば、エミリアがパックの星獣化を望むことはないからでしょう。

 

(前略)存在するだけで世界を少しずつ殺していく状態であり、エミリアの意思なくして変身することはまずない。

引用元:小説家になろう「第一章キャラクター資料」《小さな大精霊:パック》

世界を滅ぼそうとするパック

先ほど、めったなことで星獣化することはないと記しましたが、パックは1期15話と18話で真の姿を見せています。(※シルエットで登場)

18話においては、魔女教大罪司教「怠惰」担当のペテルギウスは手も足も出ないまま凍らされ、その身をパックの足で粉砕されました。

(※この時にパックは「サテラ」の名前を口にしており、嫉妬の魔女と過去に面識があったことが示されています)

 

ここでパックは、「契約」に従って世界を滅ぼそうとします。

 

この契約というのは、原作小説web版ではパック自身が決めたものであると示されています。パックにとってエミリアは自身の存在理由であり、パックはエミリアが存在しないまま続く世界を許しませんでした。

 

一方で、パックは、自身の行いが剣聖(ラインハルト)によって必ず止められてしまうと語っています。(※アニメでは剣聖に止められることを示唆するセリフはありません)

ちなみに、原作小説12巻では、聖域の第2の「試練」としてスバルが死んだあとの世界の可能性がいくつも提示されます。その中で、スバルを凍死させた後のパックが、ラインハルトの龍剣で倒される様が描かれていました。

 

【リゼロ】パックの正体の考察

最後に、原作小説(web版および書籍版)やOVA「氷結の絆」から判明している情報をもとに、パックの正体についての考察を記します。

人工精霊

パックは、2期で登場する「強欲の魔女」エキドナによって作り出された「人工精霊」です。

エキドナが作り出すのに成功した人工精霊はこの世にたった「3つ」(他の2つは、ベアトリスと第5章で登場する襟ドナ)。ここから、パックはその存在自体が特別であることがわかります。

また、アニメでも描かれていますが、ベアトリスはパックを兄のように慕っています。これはパックが出自を同じくしており、ベアトリスよりも先に生み出されたためです。

 

誓約と記憶

人工精霊として生まれたパックは、エキドナの元を離れています。その際に、パックを縛る誓約が結ばれたようです。

OVA「氷結の絆」では、作品内でパックを縛る誓約が提示されます。

 

「彼女を守るそれが君の存在意義であり目的だ」
「だが、彼女へ過度に干渉することは禁じるー」
「離れた所から見守ることが君の存在と君の抱く願いとの妥協点だ」

「君が彼女に深く干渉することがあれば
君という存在を形作るものを記憶も想いも目的も何もかもが失われる」
「それは君が君でなくなるということだよ」

引用元:OVA「Re:ゼロから始める異世界生活 氷結の絆」

エミリアと契約したことで、上記の誓約は破られており、パックはいくつかの記憶を失っているようです。

①書籍版15巻では、パックとロズワールの会話において、「パックが誓約を結ぶ前の記憶を失っていた」ことが示唆されています。

 

②また、web版第四章129『――俺を選べ』では、ベアトリスがパックと再会した際、パックが「エキドナのことを忘れている」描写があります。

 

パックがエミリアの父親である可能性

パックは普段からエミリアを自身の娘のように大切にしています。人工精霊としての目的はエミリアを守ることかもしれませんが、エミリアに対する愛情は本物です。

原作小説やOVA「氷結の絆」では、パックがエミリアの「父親」である可能性が提示されています。

 

①原作小説web版において、意味深な描写があります。(※書籍版に、この描写はありません)

スバルが死んだ後も続く世界(「聖域」を解放するための第2の試練)のうちの1つで、パックとエミリアは、アーラム村を襲撃した大罪司教「怠惰」担当のペテルギウスと鉢合わせてしまいます。

この後、パックは失っていた記憶を取り戻し、一人称から口調まで別人のように豹変。

ここで注目したいのは、エミリアをその場から離脱させた後の、ペテルギウスとパックとの会話です。

 

「雰囲気が、変わったようデスね。精霊にしては、人間臭い」

「今でこそこんなナリだが、もともとはもうちょっと手も足も長くて、ハンサムな顔してたはずなんだよ。娘があれだけ可愛ければ、当然だろ?」

引用元:小説家になろう「Re:ゼロから始める異世界生活」第四章72『BADEND1、5、11』

上記の描写からは、パックが「元人間」であり、エミリアの父親であったことが読み取れます。

 

②また、OVA「氷結の絆」ではパックとエミリアの出会いが描かれますが、ここでもパックがエミリアの父親かもしれないと思わせるシーンがあります。

エミリアを見つけて氷から出したパックが、「1人にしたこと」と「ずっと見つけられなかったこと」を、エミリアに涙を流して謝罪します。そして、パックはエミリアが許してくれるのなら、どんな時でも一緒にいると約束。

 

次の瞬間、エミリアの口から「お父さん?」という言葉がついて出ます。

エミリアの思いがけない言葉に対し、パックは少し驚くような反応を見せていました。その後、「それってお父さんってこと?」と続けるエミリアに向かって、逡巡してから頷くパックの仕草も意味ありげです。

パックの反応は、エミリアの発言が図星だったのではないかと思わせるようなものでした。こうした点も、パックがエミリアの父親だと予想する根拠です。

 

しかし、ここで1つ問題があります。

原作小説web版では、パックが300年ほどかかってエミリアを見つけ出したことが語られています。

 

「ボクも、ベティーと別れてから三百年ぐらい世界をさまよって、ようやくリアを見つけ出したんだ。ベティーが何を待っているのかわからないけど、きっと願いは叶うよ」

引用元:小説家になろう「Re:ゼロから始める異世界生活」第四章129『――俺を選べ』

一方、エミリアが氷の中で眠っていた期間は100年。パックがエミリアを探していた期間と、エミリアが氷の中で眠っていた期間には大きなズレがあるのです。

 

現時点で確かなことはわかりませんが、以下に筆者の予想を記しておきます。

 

・ガイド本「Re:zeropedia」によると、精霊は大気中にマナがあるので、死ぬことなく生き続けられるようである
・何らかの出来事によって、エミリアの父親だったパックは過去に飛ばされた
・パックはエキドナの人工精霊となることで長い時間を生き続け、エミリアと再会できた

 

もし本当にパックがエミリアの父親であるならば、人工精霊になってまでエミリアに会おうとしたパックの愛情の深さには泣けますね。

 

【リゼロ】まとめ

ここまで、パックの強さとその正体について迫りました。

パックは、可愛さと強さを兼ね備えた最強のマスコットキャラクターと言えます。

そんなパックの本来の姿は、世界を凍てつかせるほどの圧倒的な強さを持つ巨大な獣でした。

パックについては、明かされていない事柄がいくつもあります。そうした事柄がいずれ明らかにされた時、パックに抱く印象がどう変わっていくのか楽しみですね。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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